|
話題は、現在の同社の中心テーマであるパフォーマンスの強化と、管理コストの低減に沿って行なわれた。
●今後のキーテクノロジーを支えるIntel CPUのパフォーマンス
Aymar氏はまず、将来のMPUの進展について、これまでの進化のスピードからすると2011年には、10億個のトランジスタをもち、10GHzの速度で10万MIPSの処理が出来るMPUができるだろうと予測。さらに、今後のビジネス・コンピューティングのカギとなるのは、同社のMMX技術やAGP、より高速なRAMなどによる高いグラフィック機能を活かした「ビジュアル・コンピューティング」とインターネット、イントラネットへ接続されたクライアントサーバー型の「コネクテッド・PC」であるとした。
氏はこれらのキーテクノロジーを実現するために必須となるのがハイパフォーマンスなCPUであると強調した。それはPentium IIであり、さらに'99年以降にはIntel社はMerced(IA64)や次世代のIA32などより高い能力を持つCPUを登場させるとして、Intel社の今後のCPUのロードマップを披露した。
●企業のトータル所有コストの削減に幅広いソリューションを用意
また、企業でのネットワーク導入の問題点であるトータル所有コスト(TCO)の増大について、解決策は「標準化」と「遠隔管理」であること、インテルはそのためにイーサカードからリモート管理ツールまでの幅広い製品を提供していることを語った。
同社の幅広いソリューションを活用することによりコスト削減が可能である具体例として、自社での運用実績を紹介し、これらのツールの導入によって初年度は管理コストがやや上昇するものの、2年目には25億円、3年目には50億円の削減を見込めると、その効果を強調した。
●企業のイントラネット用途に強くアピールする内容
最後に結論として、「イントラネットで意志決定を早め、企業競争力を向上させよう。インターネットで新しいユーザーを獲得しよう。資産の有効活用のためマネジメント技術を駆使しよう」と繰り返し、そうしたソリューションを提供するのがIntel社であることを示して、講演を終えた。
□インテルによる講演要約
http://www.intel.co.jp/jp/procs/biz/intelligence/news/com-j97/com-j97.htm
('97/4/8)
[Reported by sasaki-m@impress.co.jp]