PRIDEとは今井美樹の歌ではない。「最高速」、「強力」に「世界標準」だぁ? 自慢するにも程がある。なぜもっと謙虚な気持ちにならない。「少しは速いと思います」、「使っている人は多いかなぁ」程度にしておくのが礼儀というものだ。ささいな修正といいつつファイルを入れ替えるばかりか、OSまで書き換えるようなことが許されていいのか? ほんとはもっと大変なことがあったんじゃないのか。
製品は値下げするくせになぜバージョンアップのたびになぜ高い金を取る? 最初のバージョン、いったい幾らで買ったとおもってんだ? いまのスウィート製品より高かったんだぞ。安売りするばかりかハードのオマケにまでつけやがって。箱やマニュアルだって、だんだんぺらぺらになるじゃないか。
見かけをチャラチャラさせるために色とか使いやがって、色なんかつけたって、全然、見やすくない。文字に色付けたり、絵を張り込んだりだと? そんな色つきの文書、一年に何回作ると思ってるんだ? カラープリンタが普及してるって? 年賀状にしか使わねえんだよ。
パソコンのこと、良く知らないからワープロだってわかんねえんだよ。カタログだって、どんな意味なんだか、ぜんぜんわかんねぇよ。買う前にいろいろ知りたいと思うのが普通だろ? しつこく電話するからって、怒っちゃいやだよ。
ハードディスクの空き領域が120MBにメモリは32MBytes以上を推奨だぁ。いったいどれだけ使えば気がすむんだ? しかも頼みもしないのにWWWブラウザやオマケソフト付けたりして。ブラウザなんか2つもいらないぞ。せっかくほかのファイル消してインストールしても、使えば使ったで、やれディスクが足りないとか、テンポラリファイルが作れないとか、まだ、ハードディスクを喰うのか? それにバージョンアップすればまた、大きくなるんだろう?
自分の都合のいいようにシステムを書き換えやがって。自分だけ動けばいいのか? 他のソフトも使わせてくれよ。オマケソフトまで、ファイルの関連づけ変えやがって。ソフトにインストール許すのは、そのソフトを常用することを意味するとはかぎらないぞ。せっかく気持ちよく使ってたのに。システムモジュール書き換えると動かないソフトが出るじゃねぇか。
新しくすることには熱心なのに、なぜ古いバージョンのファイルをちゃんと読み書きできない? 世の中にはまだ、86とか286のマシンがあって、DOSやWindows 3.1がまだ使われてるんだよ。だから、あんたらが昔作ったソフトもまだ動いてるんだよ。だって、ソフトが新しくなるたびに古いハードを切り捨ててきてるじゃないか。だったら、自分の会社の製品の過去のバージョンのファイルぐらい完全に読み書きできるようにしてくれたっていいじゃないか。さぼってるな。
よおーく考えたら、ワープロだけじゃない。表計算もお絵かきソフトもデータベースもみぃーんな反省がたらーん。責任者ででこーい! しかも、こんなソフトを持ち上げる出版社も筆者も同罪だぁ。反省しろ。反省。あっ、おれもそうか。ゴメンナサイ。
(筆者反省のためここで終了させていただきます)
[Text by seven@inpress.co.jp]