Microsoft Wordユーザーが語る「優れている点・不満点」
Microsoft Wordの優れている点として「OSとの親和性」、「海外でも標準的に使われている」、「英文が作成しやすい」との意見が多かった。OSに関しては、Windowsユーザーのほか、Macintoshユーザーからも「連携がとりやすい」との意見がよせられている。
不満点としては、「MS-IME(日本語入力システム)の変換効率」、「罫線機能」、「日本語特有の機能が弱い」などが多い。日本語入力システムに関しては「ATOKを使っている」との回答もみられた。また、標準の保存形式が.docであることや、「オートコレクトなどの自動機能がおせっかいに感じる」など、具体的な指摘も多かった。
なお、優れている点で「動作が軽い」との意見がある一方で、不満点に「動作が重い」という意見が多く見られたのも興味深い。
【○優れている点】
- OS(Windows 95)や、他のMicrosoft製品(Office製品)との親和性が高いこと
- インターフェイスがWindows 95と同じで、使いやすい
- Macintoshとの連携が取りやすい。Macintosh版もバージョンアップして欲しい
- スペルチェックなど、英文作成機能が強い
- 日本以外でも使われているため、海外とのファイルのやりとりが容易
- 作表機能などが優れている
- 多機能
- HTMLを書きやすい
- (一太郎と比べて)動作が軽い
- タブ・インデント・段落単位の書式設定といった従来の日本語ワープロになかった機能が、慣れると便利
- テンプレート、スタイル、箇条書きなど、ビジネス文書が効率的に作成できる
- アウトラインモードなどが充実しているので、巨大なドキュメントも楽に編集できる
【×不満点】
- MS-IMEの変換効率(日本語入力にはATOKを使っている)
- 罫線が自由に引けない
- 起動、終了に時間がかかりすぎる、重い
- 縦書き、原稿用紙、はがき印刷、名刺などの日本語特有の機能が弱い
- 機能が多すぎる。ライトバージョンが欲しい
- 標準の拡張子が.doc
- 段落などの設定が日本的でない
- バージョンによってフォーマットが違う
- 他国版とのデータの互換性が低い
- オートコレクトなどの自動機能がおせっかいに感じる
- Office97へのアップグレード料金(35,000円)が高い
- スタイル設定や、ページレイアウトの設定メニューがわかりにくい
- 英文法のチェック機能を復活させてほしい
[Reported by seino@impress.co.jp]
ウォッチ編集部内PC Watch担当
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