Hayesは、'96年度売上高2億6,000万ドルを誇る世界第2位のモデムメーカー。Cardinalは、'96年度売上高5,700万ドルのモデムメーカー。この合併は、U.S.Robotics社などが支持するCardinalのx2技術を獲得することが目的であるとみられ、合併によりHayesの業界第2位の地位はより強固なものとなる。Hayesは、買収後Cardinalのペンシルバニア州ランカスター工場を閉鎖するとしており、事業はジョージア州アトランタ郊外ノークロスにあるHayesの施設に統合される予定だ。
Hayesは、買収後は、K56Flex技術を用いた製品とx2技術による製品の両方を取り扱うことになる。メインとなるのはK56Flex製品で、これはHayesブランドで販売される。合併後のHayesブランド製品は、'97年の総出荷量の93%を占めると予想される。一方、x2製品は、一般家庭やSOHOを対象に同社保有の「Practial Peripherals」ブランド事業部を通して販売され、同ブランドの製品と合わせて、'97年には全出荷高の7%を占めると予想されている。
Hayesは、最近発表のあったCardinalのConnectaTシリーズの56kモデムを高く評価している一方、Open56Kフォーラムの創設メンバーでもあり、LucentやRockwellの開発したK56Flex技術を強く支持している。また、K56Flex技術が今後の主流になるであろうことを表明している。
□米Hayes Microcomputer Products社のホームページ
http://www.hayes.com/
□米Cardinal Technologies社のホームページ
http://www.cardinal.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.hayes.com/cardinal.htm
('97/3/17)
[Reported by sasaki-m@impress.co.jp/mountain@po.cnet.or.jp]