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ターミナルアダプタの販売台数は前年比395%の伸び

マルチメディア総合研究所、'96年のTA出荷状況についての調査結果を発表

マルチメディア総合研究所 2月18日付け発表

 マルチメディア総合研究所は、'96年1~12月のターミナルアダプタ(以下TA)の出荷状況についての調査結果を発表した。
 同調査によると、インターネットの本格普及により、'96年にターミナルアダプタの販売台数は前年比395%という急激な伸びを示した。'97年にも需要は伸びるとして、'97年には少なく見積もっても90万台の出荷が見込まれるとしている。

メーカー名 販売台数 シェア
NEC 190,000 43.7%
NTTテレコムエンジニアリング東京 90,000 20.7%
NTT 70,000 16.1%
沖データ 18,500 4.3%
サン電子 16,000 3.7%
三双電機 12,000 2.8%
伊藤忠コミュニケーション 7,000 1.6%
ネクストコム 6,000 1.4%
その他 25,000 5.8%
合計 434,500 100.0%

 '96年のターミナルアダプタのシェアは、出荷総数43万4,500台のうち、NECが19万台(43.7%)でトップ、次いでNTTテレコムエンジニアリング東京が9万台(20.7%)、NTTが7万台(16.1%)で続き、上位3社で市場の8割のシェアを占めている。NTTが電話局などで販売しているINSメイトシリーズのNECからのOEM製品を足すと、NECのシェアは約6割に達する。

 なお、ISDNの回線数については、NTTの設備投資前倒しによる回線増や、'97年夏には大半のエリアで同番号移行に対応することなどから、現在の100万回線('96年12月末)から1年後には200万回線にまで増える可能性もあるとしている。

('97/2/26)


[Reported by hiroe@impress.co.jp]


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