株式会社東芝は、デジタルカメラ用130万画素のCMOS型イメージセンサーを開発した。3.3Vの単一電源で動作しSXGA対応の1,318×1,030画素を有する。価格は未定。
CMOS型イメージセンサーは、通常デジカメに使われているCCDと比べて消費電力が1/10と小さいが、一般に画質はCCDより劣る。しかし、同社では独自のノイズ低減回路により画質を改善したとしている。また、CMOS型イメージセンサーはDRAMやCPUと同一の工程で製造できるため、これらの素子と統合して1チップ化することも可能である。
この開発品と同仕様の製品の量産計画はなく、より微細な製造プロセスを使った小型版が量産されるとのことだ。時期は'98年下半期を目指すとしている。なお、この開発品は3月4~9日まで東京国際フォーラムで開催される同社の技術展「TOMORROW21」にて展示される予定。
【主な仕様】
('97/2/26)
[Reported by sasaki-m@impress.co.jp]