【イベント】

MACWORLD Expo/Tokyo '97でお買い得品を探そう！

　会場で偶然会った知人が「Pilot5000を見た」というので計測技研のブースに案内してもらった。Pilot5000はNewtonよりも一回り小さい手のひらサイズのPDAで、最近Macintoshとの接続キットが発売されたことで、Macintoshユーザーの間で注目が集まっているUS Robotics社の製品。計測技研は販売ゾーンからちょっと離れたところにあるが、Macintosh インターフェイスキットとのセットで42,800円で販売していた。驚いたことに、フリーソフトによる日本語版OSが既に作られていて、デモ機ではちゃんと漢字混じりの日本語が表示されていた。今回のセットにも付属するということなので興味のある方は是非立ち寄ってみることをお薦めする。

●PASCALのメモリ販売は数量限定なし

　PASCALで販売中のメモリはADTECまたはGreen Houseブランドで、価格はどちらも同じ。ADTECブランドはブースでの在庫がなくなりしだい販売を終了する予定。Green Houseは在庫がなくなってもExpo開催期間中であれば、PASCALのブースにて注文を受け、後日送付という形で購入できるそうだ。

●MacGalleryのOLYMPUS 230MO Turbo III+はお買い得

　MacGalleryで販売されていた230MB容量のMOドライブOLYMPUS 230MO Turbo III+の安さには思わず唸ってしまった。この機種は秋葉原でも先週の日曜（2月16日）あたりからやっと5万円を切り始めたばかりなので、Expoの目玉商品と言っていいだろう。なおPower Macintosh 8500以外の新機種は全て予約価格。今回予約した人にはDIMMのプレゼントがあるとのこと。

●T-ZONE（亜土電子）はさすがの集客力

　T-ZONEの売場面積は案内図上ではイケショップよりわずかに小さく見えるが、実際はほぼ同規模と考えて良いだろう。ここは開催直後から人だかりができていて商品がなかなか見れない程。集客力はさすがだ。

●コンプかずみの安さにはビックリ

　コンプかずみは秋葉原にお店を出していないのでイマイチ馴染みが薄い感じもするが、価格はびっくりの安さ。特にZIPドライブ用のメディア1,200円は今回のExpo特価品の中でもインパクトは大。ホームページの中でExpo特価商品の価格リストが載っているので詳細はそちらを参照されたし。

●CHAMPは周辺機器が安い

　通販でお馴染みのCHAMP。今回出展しているショップの中では、どこよりも特に周辺機器などが1,000円～3,000円近く安い商品が多かったのが印象的。ただし秋葉原でもそうだが、他店の価格に対抗するため、1日の間でも価格が変動することは珍しくない。2日目以降はここを越える安さに価格を再設定してくるShopも出てくるかもしれないので要チェックだ。

●ミューのブースでLightwave 3D V5.0日本語版が特価の15万円

　もともとAmiga用として開発された有名な3DアニメーションソフトLightwave 3D V5.0がミューのブースで特価販売中。先週の日曜（2月16日）に秋葉原で見た限りでは、Lightwave 3D V5.0はプレリリース版が16～17万円台で販売されていたので、少しお得。

●MJ Softはソフトが安め

　MJ Softではナカミチの8倍速4連装CD-ROMドライブMJ-4.8seの24,800円がお買い得。秋葉原では36,800円で販売しているショップが多く、安いところでも，先週の日曜（2月16日日）にLaOX MAC館で29,800円に下がったばかり。また、ソフトも他の出展しているショップより少々安めなのでお薦め。

●デジータダイレクトはグラフィックやDTPソフトに特化

　デジータダイレクトはデジタルグラフィックユーザー向け通販ショップということで、品揃えもグラフィック関連の製品が中心。もらった総合カタログを見てみると、グラフィックアプリケーションや素材集はもとより、フォントやQuarkXTensionsなどDTP関連のソフトが充実している。Expo会場では価格勝負になりがちだが、このように特定分野に特化した販売をすることで、他のショップとの差別化を図るというのも有効な手法ではないかと感じた。

●WoodMacが木製キーボードフレームなどを販売、漆塗り製品も参考出品

　毎年出店しているのでご存じの方も多いと思うが、WoodMacはMacintosh関連機器用の木製カバーなどを作っている会社で、今回のExpoでもマウスカバーから机に至るまで各製品の展示販売を行っていた。今回Expo特価というものはないのだが、ブースで購入する場合には消費税と通販の際に必要な振り込み手数料が不要なのでその分お得とのこと。

　また、参考出品として漆塗りのマウスとキーボードが展示されていた。制作費は6万円もかかったそうなので販売されるなると、かなり高価なものになりそうだ。しかし触るのがもったいないくらい美しく仕上げられているので、出れば結構ヒットするかも。

●最後尾はどこ？ MAC Fanのブースは抽選会の商品目当てのお客で長蛇の列

　Expo初日は販売ゾーンのあちこちで行列ができていたが、その中でも圧倒的な長さを誇っていたのがMAC Fan誌のブース。開催期間中はずっと抽選会を行っているのだが、その商品がスゴイのだ。特賞はなんとアキアのMacintosh互換機MicroBookPower 603e/240（1名）。一等はUMAXの互換機Apus 2000（2名）にPerforma 5440（1名）と超豪華。このため行列は恐ろしく長く、3カ所くらいに分断されたため、どこが最後尾か分からないほど。なお参加条件としてMAC Fan誌とMAC Fan Internet誌に付いている抽選券を持っていく必要があるので注意。

('97/2/20)

[Reported by 渡辺　幸雄]