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米Motorola社と米Rockwell Semiconductor Systems社は13日（現地時間）、モデムのITU-T V.34規格関連の特許侵害訴訟について和解し、56kbps対応モデムの共同開発を行なうと発表した。Motorolaは、3月初旬にもRockwellのK56技術を採用したモデムの出荷を開始するとしているが、仕様などは明らかにされていない。
今回の和解によって、RockwellはMotorolaから正式にライセンスを取得した。同社のDwight Decker社長は、「RockwellのK56技術は、Ascend、Bay Networksなどのセンター側のモデム・サプライヤーや、100社以上のクライアント側モデム・サプライヤーとの相互運用性を確保すると発表している。Rockwell、MotorolaなどがK56技術について協調することで、顧客はより広範囲な互換性という、大きな利益を得ることができる」と述べている。
なお、Motorolaは新たに、ITU-T V.34規格の特許を侵害したとして、米U.S.Robotics社に対する訴訟を提起した。Motorola Information System GroupのRandy Battat副社長によれば「このような措置を行なう結果となったのは残念だが、U.S.Robotics社との数年にわたる交渉の結果、訴訟を行なうことが唯一残された手段となった」とし、「Motorolaはその知的財産権と、その使用に関して正当な代価を得る権利を強力に守っていく」としている。
□米Motorola社のホームページ
http://www.motorola.com/
□和解に関するニュースリリース
http://www.mot.com/MIMS/ISG/PressAnnouncements/021397-1.html
□共同開発に関するニュースリリース
http://www.mot.com/MIMS/ISG/PressAnnouncements/021397.html
□米U.S.Robotics社への訴訟提起に関するニュースリリース
http://www.mot.com/MIMS/ISG/PressAnnouncements/021397-2.html
□米Rockwell Semiconductor Systems社のホームページ
http://www.rockwell.com/
□共同開発に関するニュースリリース
http://www.rockwell.com/News/PressRel/PR970213.html
('97/2/18)
[Reported by seino@impress.co.jp]