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新規格「SDX」テクノロジを発表
対応機種の第1世代はCD-ROMドライブ

Western Digital、EIDE HDDに対応ドライブを直接接続する新規格を発表

'97/2/11 発表

連絡先:
ウエスタンデジタル・ジャパン
Tel.03-3299-1650

 米Western Digital社は、HDDとリムーバブルメディアのドライブを10ピンのケーブルを介して直接接続する新規格「SDX」テクノロジーを発表した。今後、同社の発売するEIDE HDDのすべてに「SDX」インターフェイスが採用される。「SDX」対応製品の第1世代はCD-ROMドライブで、三洋電機株式会社が97年第二四半期から製造を開始する模様。

 「SDX」はストレージ・データ・アクセラレーションの略で、EIDE HDDとリムーバブルメディアのドライブを10ピンのケーブルを介して直接接続する新規格のインターフェイス。「SDX」対応のドライブは、EIDE HDD内部のキャッシュやEIDEインターフェイスを直接利用できるため、従来製品のように各ドライブごとにキャッシュやATAPIインターフェイスを搭載する必要がなくなり、コストパフォーマンスを高めることができるという。

 なお、「SDX」対応ドライブはOS上ではEIDEもしくはATAPI対応のドライブとして認識されるため、互換性や機能上の制約はEIDEの規格に準じる。

 米Western Digital社によれば、今後は大容量FD、DVD、CD-R/W、CD-Rなどの対応製品を予定しており、松下寿電子工業株式会社、株式会社東芝松下電器産業株式会社ティアック株式会社三洋電機株式会社など11社から支持を得ているという。


従来とSDX導入後のハードウェア構成図

□米Western Digital社のホームページ(英文)
http://www.wdc.com/
□「SDX」のニュースリリース
http://www.wdc.com/new/sdx/

('97/2/13)

[Reported by shiina@impress.co.jp]


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