- 非同期/同期PPP変換による64/128Kbps同期通信をサポート
- 128Kbps接続はMP(Multilink PPP)に対応
- V.110による非同期通信も57.6Kbpsまでサポート
- DTE速度は230.4Kbpsまで自動追従
- ファイル転送のパフォーマンスはトップレベル
- アナログポートを3つ装備(電話機、FAX、モデムの3台が接続可能)
- アナログポートは48V給電、極性反転をサポート
- ダイヤルインをサポートし、グローバル着信識別も搭載
- フレックスホンはコールウェイティング(疑似を含む)、着信転送、三者通話をサポート
- 内線通話/転送をサポート
- リモートアクセスに便利なスティルスコールバックをサポート
- 電源部内蔵で配線もスッキリ
- 乾電池を内蔵し、停電時にも動作可能
- フラッシュROMを搭載し、ファームウェアのアップグレードが可能(最新版はVer.2.00)
- ファームウェアのアップグレード専用ツールを添付
- 設定ツールはWIndows用とMacitosh用の両方をパッケージに同梱
- 終端抵抗を内蔵しているため、DSUを購入するだけで簡易工事が可能
- LEDが少なく、通信状態が把握しにくい
- 64Kbps接続時と128Kbps接続時の判別が音しかない
- 初心者にちょっとわかりにくい設定ツール(機能から選ぶのではなく、目的から選んで設定したい)
- 疑似コールウェイティングで保留音がならない(最初は切れたと思われる)
- やや専門用語が多いマニュアル(レベルには十分達してますが……)
- あまりにも早かった新モデルの登場(AtermIT45シリーズの人がかわいそう)
- インターネットに偏ったユーザー登録&サポート(全国にサービスステーションがあるから、実際には問題ないけど)
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昨年、人気を得たAtermIT45で得られたユーザーからの声を反映して作られただけに、パフォーマンス、機能、価格、使い勝手のいずれを見てもほぼ文句のつけようがなく、ライバルのMN128を完全に超えている。不満点があるとすれば、設定ユーティリティやマニュアル類に専門用語が多く、ISDNビギナーはやや戸惑いそうな点、LEDが少なく、接続速度がわかりにくい点くらいだろう。
ファームウェアはすでに初期出荷版よりも新しいものが公開されており、インターネット上からダウンロードできる。インターネットに接続できないユーザーや自分でバージョンアップする自信がないユーザーは、全国のサービスステーションを通じてサービスが受けられる。ちなみに、このAterm Stationでは設定ユーティリティや設定ファイルの最新版も配布されているので、ときどきチェックしてみるといいだろう。
MPによる128Kbps同期通信を本格的に使う人、すでに64Kbps対応ターミナルアダプタを買ってしまった人、新たにISDN回線を敷設する人など、幅広い層に安心してお勧めできる製品だ。
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