昨年9月に、はじめてターミナルアダプタのランキングを紹介したときにランクインした64 de INT。後継モデルの128 de INTDも登場したため、もうランクインすることはないだろうと考えていたが、なんとファームウェアのバージョンアップにより、再度ランクインすることになった。
最新版のVer.2.01のファームウェアでは、フレックスホンのフル対応、MP/128Kbps同期通信に対応した。正直なところを言ってしまうと、MP/128Kbps同期通信にまで対応してくるとは思いも寄らなかった。最新版ファームウェアをインストールした状態であれば、まだまだ十分他の製品と張り合える実力を保っている。ユーザーからの細かい不満や不具合の指摘にも即座に対応するなど、サポート体制がしっかりしている点も評価できる。
そして何よりも魅力的なのは価格だろう。標準小売価格は高いが、実売価格が驚くほど安く、なかには2万円以下の価格をつける店もあるという。他の外付けDSUタイプのターミナルアダプタが3万円前後であることを考えると、十分メリットはあると言えるだろう。
とは言え、細かい点を見れば、後継モデルの方が魅力的であることは確かだ。今後の大きなパフォーマンスアップはあまり期待できないかもしれない。128Kbps接続はそれほど重視しないが、アナログポート回りの機能をひと通り備えた安いターミナルアダプタが欲しいというユーザーにはお勧めできる製品だ。