【業界動向】

日本電子工業振興協会がレポート

昨年のPC出荷は680万台。年末商戦は伸び鈍化

'97/2/4 発表

 社団法人 日本電子工業振興協会(JEIDA)が4日発表した'96年の国内パソコン出荷台数は、前年比33.0%増の680万9千台と過去最高となった。

 「Windows 95日本語版」発売などによるパソコンブームで前年比70.3%増と急増した'95年に比べて伸び率は鈍ったが、インターネット、イントラネットの普及を背景に企業向けを中心に需要が拡大した。同協会は「二桁の伸びを維持し、市場は引き続き好調に推移している」としている。

 ただ、年末商戦の10~12月は前年同期比9.9%増の172万3千台となり、Windows 95効果で前年同期比2倍の出荷となった'95年末に比べ、伸び率が大きく鈍化した。

 年末商戦の目玉になるとみられていた米intel社の最新CPU MMX機能対応Pentium搭載パソコンの発売が年明けにずれ込んだことや、パソコンの安売り競争が一段落し単価が上昇傾向になったことなどで「家庭向け需要で買い控えがあったのでは」(同協会)とみている。

□(社)日本電子工業振興協会のホームページ
(2月4日現在、この情報は掲載されていない)
http://www.jeida.or.jp/

('97/2/4)

[Reported by date@impress.co.jp]


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