【業界動向】

今後は、ソフトウェア開発事業に集中

米Be社、ハードウェア事業より撤退

BeBox
【BeBox】

 米Be社はハードウェア事業より撤退することを発表した。現在、同社のホームページでは、同社のデベロッパーに宛てた手紙の形で、今後のハードウェア戦略を公開している。その内容を要約して、ハードから撤退する理由をまとめると以下の様になる。

 また、現在のBeBoxユーザーにはどう影響するのか?に付いては、こうした戦略の変更は、ユーザーにとって不便をもたらすものである事を認めながら、すべてのBeBoxについて最後の保証期間が終わった後も、できるだけ長くスペアパーツを確保することと、今後1年の間にリリースされるBeOSは、BeBoxをサポートし、その後も最大限の努力をすることを約束している。

 結局Beも、先日Appleに買収されたNeXT同様、ハードとソフトの総合メーカーからOS専業へと転換する訳だが、既に多くのメーカーがひしめく昨今のMacintosh互換機市場においては、Beの会社規模などを考えると、妥当な戦略であると見ることができる。今後も、OSの供給先なども含めて注目したい。


□米Be社のホームページ
http://www.be.com/
□デベロッパーに宛てた手紙「Be's Hardware Plans」(英文)
http://www.be.com/developers/hardwareplans.html

('97/1/31)


[Reported by sasaki-m@impress.co.jp/t-masuda@city.fujisawa.kanagawa.jp]


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