【マーケット】

5月末を予定
単体でインターネットメールの送受信が可能に

京セラのPHSデータ通信端末データスコープが、インターネットメールに対応

'97/1/13 発表

連絡先:
京セラ株式会社
横浜事業所通信機器事業本部マーケティング部
Tel. 045-943-6138

 京セラ株式会社は、1月20日発売予定のPHSデータ通信端末「データスコープDS-110」をインターネットメールに対応させると発表した。ソフトウェアの供給開始は5月末の予定で、データスコープ登録ユーザーに提供する。供給方法や価格などについては未定。

 このソフトウェアをデータスコープ本体にインストールすると、TCP/IPプロトコルをサポート可能となり、ダイヤルアップPPP接続でユーザー各自のインターネットプロバイダーにデータスコープ単体で接続できるようになる。データスコープのユーザーメモリは200キロバイト(スケジューラーや住所録といったPIM機能などと共用)しかないなので、大量・大容量のメールのやりとりには向かないが、出先からPHS単体でインターネットメールを送受信できるようになるメリットは大きい。データスコープのキーパッドを使って直接文書の入力をすることも可能だが、あらかじめ定型文書を作っておき、データスコープに登録しておいてそれを送信することもできる。定型文書は10個まで保存可能とのことだ。

 今回のソフトウェアの供給で、データスコープは、NIFTY-ServeやBIGLOBE、Peopleなどの商用ネットの電子メール、ロータスノーツによる社内メール、そしてインターネットメールと主要な電子メール環境をサポートすることになる。

□データスコープホームページ
http://www.iijnet.or.jp/kyocera/product/telecom/newphs.html
□ニュースリリース
http://www.iijnet.or.jp/kyocera/new/9701/ds-110.html

('97/1/13)

[Reported by nagase@impress.co.jp]


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