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Aterm IT45/55シリーズとの組み合わせで実現
通信中でも通知可能

BIGLOBE、メール着信をTAに伝えるサービスを来年開始

'96/11/28 リリース公開

 日本電気株式会社は、同社のプロバイダー事業「BIGLOBE」へのメール着信を、同社製のTA「Aterm IT55/45シリーズ」で確認できるサービスを開始する。97年3月より試行サービスを、97年6月より本サービスを月額500円程度で開始する。

 BIGLOBEにメールが着信すると、ISDNのユーザ間情報通知サービス(UEI)を利用してTAへ通知が送られる。TAはメールの着信をランプがオレンジ色に変わることで表示するほか、パソコン上のユーティリティソフトで確認することもできる。確認信号は制御信号チャンネル(Dチャンネル)を使用するため、TAが通信中であっても着信する。通信費は1通知あたり0.4円。

 このサービスにより、ユーザーはメールの着信の確認のためにだけBIGLOBEへ接続する必要がなくなり、通信費の削減が可能としている。なお、このサービスを利用するためには、Aterm IT55/45のバージョンアップが必要となる。IT55はオンラインでのモジュール配布による無償バージョンアップで対応できるが、IT45はメーカーによる有償バージョンアップとなる。また、NTTへISDNの「ユーザ間情報着信許可」の申請(無料)も必要となる。

 今回のメール着信通知サービスは、NEC内のプロバイダとTAの組み合わせに限られているが、魅力的な機能であるだけに、将来的には規格が公開され、他のプロバイダーやTAでも共通のサービスが開始されることを望みたい。また、TAとパソコン間のプロトコルも統一され、着信確認のユーティリティの機能がメールソフトに組み込まれるなどの発展が期待される。

□Atermのホームページ
http://www.meshnet.or.jp/aterm/

□製品情報
http://www1.meshnet.or.jp/aterm/info/1996/info1128.htm

('96/11/28)

[Reported by date@impress.co.jp]


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