誠和は米Connectixや米VocalTecなど海外有力ベンダーの代理店となっており、デジタルビデオカメラのQCAMや、Macintosh用のSpeed Doubler、RAM Doublerといったユーティリティーソフトの販売などで知られていた。同社によれば、こうした製品のユーザーサポートなども打ち切り、ユーザーへの救済処置や告知は特に行わない方針。
両社とも、25日の午前中の段階で全従業員に対して解雇を通達しており、15時で社外へ退出するよう求めたという。解雇された従業員の話によれば、事務的に通達が行われただけで、特に業務停止にいたる経緯や具体的な業務成績の数値などは示されなかった。現在、労働組合側と経営側との交渉が続けられており、労働組合側は事情説明の要求のほか、ユーザーへのサポートの継続処置や告知の作業を求めている。
□(株)誠和システムズのホームページ
http://www.iijnet.or.jp/Seiwa/
('96/11/26)
[Reported 石橋 文健]