Windows CEランチプレゼンテーションは、現地時間でCOMDEX前夜の17日夜6時30分からTreasure Island Hotelで始まった。最初に登場したのはMicrosoft会長兼CEOのビル・ゲイツ氏。
まず最初に、Microsoftがこれまでも携帯機器用OSを開発し続けてきたことを明かし、同社のこの市場への取り組みの歴史をパネルで示した。92年が「WinPad」、93年が「Pulsar」、そして94年が「Pegasus」というわけだ。Pegasusは「Windows CE」のコード名。そして、WinPadとPulsarは、Microsoftが取り組みながらも、世に出ることがなかった、つまり失敗したプロジェクトだ。
あとは、実際にWindows CEを搭載したハンドヘルドPC(HPC)を使ってのデモントレーション。Windows 95とのデータ転送やエクセルやワードといったアプリケーションを見せながら、パソコンと連携するHPCの優位性を強調した。
プレゼンテーションのあとはショーを挟んでレセプションとプレスカンファレンスに。ここでは、各メーカーのHPC実機やWindows CEをサポートする周辺機器やソフトの展示が行われた。
●Windows CEマシン一挙公開
会場の中では、Windows CE対応の各社のHPCの実機や資料が展示された。ここでは、その一部を公開することにしよう。
形から判断すると、カシオのHPC「CASSIOPEIA」と同じもののようだ。PCとの接続を行うステーションや、液晶右横にある“親指あて”などウリ2つ。
HPのロゴがあるだけに、HP-200LXを連想させるが、れっきとしたWidows CEを搭載したHPC。 |
こちらは自社のVR4101というRISCチップを積んだHPC。会場ではケースを開けて全ての部品を見せていた。商品名は「MobilePro 200/400」。
こちららはCPUに自社製SH-3を搭載したHPC。年第1四半期に米国の日立ホームエレクトロニクス社にて商品化され、国内販売は来秋という話だ。
LG ElectronicsのHPC。やはり、他の例に漏れずデザインはほとんど同じだ。
PHILIPSのHPC。キートップが円の形になっているほか、全体的に丸みのあるデザインが多い。製品名は「VELO」。
('96/11/19)
[Reported by date@impress.co.jp]