IPMATE 1000R(専用線用)連絡先:
NTT通信機器事業推進部
第一商品部 第4プロジェクト
Tel.03-3509-8661
AT-128RT box(ダイアルアップ用)連絡先:
NTTアドバンストテクノロジ(株)
ネットワーキング事業部営業部
Tel.044-220-2112
日本電信電話株式会社は14日、15日の2日間開催するNTTグループの展示会「NTTコレクション'96」でOCN対応ルータを参考出展している。参考出展されていたOCN対応ルータは、専用線用の「IPMATE 1000R」とダイヤルアップ用の「AT-128RT box」の2機種。
●IPMATE 1000R
「IPMATE 1000R」はOCNの専用線低速サービス(128kbps)に対応しており、DSU機能を内蔵している。価格は10万円弱くらいを予定しており、12月中旬を予定しているOCNのサービス開始(郵政省の認可が下りしだいサービス開始する)に合わせて発売される。イーサネットLANに対応しており、日本語パラメータ設定メニューにより設定ができる。
【IPMATE 1000Rの主な仕様】
LANインターフェイス | 10BASE-T(RJ-45)(反転スイッチあり) |
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WANインターフェイス | HSD64/128kbps(RJ-11)(DSU機能内蔵、反転スイッチあり) |
シリアルインターフェイス | RS-232C(D-sub 9ピン) |
表示 | LED×5 |
ルーティング対象プロトコル | IP(ブリッジ機能なし) |
ルーティングプロトコル | STATIC、RIP(LAN側のみ) |
ネットワーク管理 | SNMPエージェント機能 |
WAN側プロトコル | PPP |
パラメータ設定(日本語対応) | シリアルポート、ネットワーク(telnet) |
セキュリティ機能 | パケットフィルタリング(IPアドレス、アプリケーション指定) |
データ圧縮 | Stac LZS(CCP)、Van Jacobson |
その他の機能 | ProxyARP、NAT、DHCPサーバ機能 |
サイズ(W×H×D) | 180×130×40mm |
本体重量 | 約0.5kg |
●AT-128RT box
ダイアルアップ用として展示されていた「AT-128RT box」はOCNにも対応可能なISDNアクセス・ルータ。NTTアドバンストテクノロジと米Proteon社が共同で設計したもの。イーサネットLANに対応しており、小規模なイーサネットからインターネットへダイヤルアップで接続できる。15万円程度で12月下旬から97年1月頃に出荷開始される予定。
AT-128RTはDSU内蔵、マルチリンクPPP機能搭載、ダイヤルアップIP接続対応、同時に20台まで接続できる複数クライアント接続対応、スプリットB対応(1Bずつに分けて利用することができ、同時にふたつのプロバイダーに接続できる)など、豊富な機能を持っている。また、専用線やソフトのダウンロード更新にも対応する予定。
SOHO市場向けのISDNルータの中で、複数クライアント機能で20台までの同時アクセスができるものは、このAT-128RT boxのほかには、千代田情報機器で扱っているRAD社製WEB RANgerだけなので、イーサネット上の複数台マシンからインターネットにアクセスしたいISDNユーザーからも注目されそうだ。
【AT-128RT boxの主な仕様】
プロセッサ | MC68360 |
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メモリ | DRAM 2MB、フラッシュ1MB |
入出力構成 | イーサネット×1、WAN×1 |
インターフェイス | WAN(ISDN BRI DSU)、イーサネット(10Base-T)、コンソール(RS-232C) |
ソフトウェア | IP、RIP、ARP、IPX、ブリッジング(AppleTalk対応予定) |
帯域幅最適化 | ダイヤル・オン・デマンド、マルチリンクPPP、圧縮(Stac)、帯域幅予約、スプリットB |
セキュリティ | IPアンチスプーフィング、安全パスワード、PAP、CHAP、呼び出し側ID |
WAN速度 | 最高128kbpsまでのISDN |
重量 | 450g |
□日本電信電話(株)ホームページ
http://www.nttinfo.ntt.jp/dlij/index_J.html
□OCN情報ページ
http://www.nttinfo.ntt.jp/dlij/JOINT_J/jointH_J.html
('96/11/14)
[Reported by hiroe@impress.co.jp]