【業界動向】

自社開発の15MBメディアをサンプル出荷
将来的には45MBメディアも製品化予定

日立と米SanDisk、小型メモリ「コンパクトフラッシュ」普及に向けて協力

'96/11/11 発表

サンプル価格:
HB286015C1(容量15MB):30,000円
HB286004C0(容量4MB):10,000円
HB286002C0(容量2MB):7,000円

連絡先:
株式会社日立製作所
半導体事業部 メモリ本部 製品技術部
Tel.03-3270-2111


 株式会社日立製作所と米SanDisk社は11日、携帯情報機器向け小型メモリである「コンパクトフラッシュ」の業界標準化に向けて協力していくことで合意したと発表した。

 日立では今回の合意により、自社開発の15MBのカードと、米SanDisk社からのOEM調達による2MBと4MBのメモリーカードを11月より順次サンプル出荷し、将来的には45MBのカードも製品化するという。

 「コンパクトフラッシュ」は、米SanDisk社が提唱する携帯機器向けの差し替え可能なメモリカード。同社では既に4Mから15MB容量のカードを生産しており、20MBのカードについても開発を進めている段階。アダプタを利用することで、ノートパソコンなどに搭載されているPCMCIAカードスロットで一般的なATA規格のメモリカードとしても使用できる。現在このカードを採用した機器については、日本IBMから発売されている小型ノートパソコンや、松下電器が発売を予定しているデジタルスチルカメラがある。

 現在、携帯情報機器向けの差し替え可能なメモリカードとしては「コンパクトフラッシュ」のほか、「スマートメディア」(旧称:SSFDC)、「ミニチュアカード」などがあり、それぞれ業界標準を狙った製品展開が行われている。

【サンプル価格】

□(株)日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□米SanDiskのホームページ
http://www.sandisk.com/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/1111a.html
http://www.sandisk.com/sd/pr/hitachi.htm

('96/11/12)

[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp