マイクロソフト株式会社は、企業市場向けの32ビットOS Windows NTの次期バージョン「Windows NT 4.0日本語版」を12月10日に発売すると発表した。
Windows NTは、クライアント用の「Windows NT Workstation 4.0」とサーバー用の「Windows NT Server 4.0」の2製品がある。標準価格は、それぞれ43,000円と165,000円である。いずれも、Windows NT旧バージョンからのアップグレードが用意される。米国では、Windows 95からのバージョンアップは用意されていないが、日本国内に限り企業向けの大口契約制度オープンライセンスで用意される。
また、同日から、Windows NT 4.0日本語版をプレインストールしたパソコンの出荷が順次開始される。現時点では、NT Workstation搭載機種が26社50機種、NT Server搭載機種が18社30機種予定されている。
Windows NT 4.0は、米国では8月に発売され、Windows 95とほぼ同様のGUIを持ち、パフォーマンスも向上している。また、当初の1ヶ月でNT Serverだけで15万本を出荷したとされる。日本語版は、これをもとに、すでに公開されている修正モジュール「Service Pack1」の修正内容を取り込み、Internet Explorerのバージョンが2.0から3.0へとアップグレードされている。逆に、米国版では標準装備されているWeb作成ソフト「Front Page」はまだ日本語化されていないため今回は添付されない。来年以降に「Service Pack」として提供される。
○マイクロソフト(株)のWindows NT 4.0情報ページ
http://www.microsoft.co.jp/winnt/index.htm
('96/11/11)
[Reported by date@impress.co.jp]