【本体】

　日本モトローラ株式会社は7日、Mac OSを搭載したパソコン、StarMaxシリーズの日本発売を発表した。同シリーズは米国で9月17日に発表され、世界各国でも年内には発売したいとしていた。日本では三菱商事が主な販売代理店となり、年内には出荷開始する予定。価格はオープンプライス。

　基本仕様は本誌で9月18日にレポートした米国仕様とほぼ同じで、5年間の長期保証も米国と同様。1年間はオンサイト、2年目以後は持ち込み修理となる。三菱商事を販売代理店として、企業導入に力を入れる。11月5日に開催されたアップルの記者会見において、志賀社長が「97年度はソリューション販売への転換を図る」と述べたが、モトローラのMac互換機のソリューション販売も、MacおよびMac互換機の企業市場拡大の動きのひとつと見ることができる。

　StarMaxシリーズは3000シリーズと4000シリーズに分けられる。3000シリーズでは603eの180MHzまたは200MHzを搭載、4000シリーズでは604eの160MHzまたは200MHzを搭載している。アップルの純正マシンやUMAX社などの互換機と違った特徴としては、CPUがマザーボードに直付けであること、PS/2のマウスポートおよびキーボードポートを装備している点が挙げられる。CPUは直付けのため、アップルのPower MacintoshシリーズのようなドーターボードによるCPUアップグレードには対応していない。

　なお、StarMaxシリーズと同時に、同社のWindows NT（およびAIX）対応のPowerPC搭載パソコン、「PowerStack IIシリーズ」も発表した。

【StarMaxシリーズの機種構成】

StarMax 3000/180 ADT-3180 デスクトップ型	PowerPC 603e 180MHz 16MB RAM、256KB 2次キャッシュ 1.2GBハードディスク 1MB VRAM 8倍速CD-ROM
StarMax 3000/200 AMT-3200 ミニタワー型	PowerPC 603e 200MHz 32MB RAM、256KB 2次キャッシュ 2.5GBハードディスク 1MB VRAM 8倍速CD-ROM
StarMax 4000/160 ADT-4160 デスクトップ型	PowerPC 604e 160MHz 16MB RAM、512KB 2次キャッシュ 1.2GBハードディスク 2MB VRAM 8倍速CD-ROM
StarMax 4000/160 AMT-4160 ミニタワー型	PowerPC 604e 160MHz 32MB RAM、512KB 2次キャッシュ 2.5GBハードディスク 2MB VRAM 8倍速CD-ROM
StarMax 4000/200 AMT-4200 ミニタワー型	PowerPC 604e 200MHz 32MB RAM、512KB 2次キャッシュ 2.5GBハードディスク 2MB VRAM 8倍速CD-ROM

□日本モトローラ(株)ホームページ
http://www.mot.co.jp/
□StarMaxシリーズ製品情報
http://www.mot.co.jp/CSO/html/special/starmax-special.html
□PowerStack IIシリーズ製品情報
http://www.mot.co.jp/CSO/html/special/starmax-special.html#pstack

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□【9/18】米モトローラ、Macintosh互換機を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960918/motomac.htm

('96/11/8)

[Reported by hiroe@impress.co.jp]