'96年11月5日 発表 '96年11月29日 発売 標準価格:73,000円
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カシオ計算機株式会社は5日、デジタルカメラQVシリーズの新機種「QV-300」を発表した。望遠と広角の2焦点レンズを搭載し、最大640×480ドットの解像度を持つ。発売は11月29日で価格は73,000円。
QV-300は、QV-30の2焦点レンズと2.5インチのTFT液晶という特徴を受け継ぎながら、QV-100の精細モード(640×480ドット)を備えたモデルとなっている。CCDも仕様上はQV-100とまったく同じ36万画素の4分の1インチCCDで、カメラの基本性能部分も絞りをのぞけばほぼ同一。内蔵メモリもQV-100と同じ4MBを搭載し、精細モードで64枚、標準モード(320×240ドット)で192枚の撮影が可能。望遠と広角の2焦点式レンズの手動切り替えが可能な点、2.5インチ液晶モニターなどはQV-30と同じ仕様だ。ほかにも、レンズ部の回転機構や、「パソコンリンクソフトウェア」とケーブルを利用したパソコンへのデータ転送機能などは従来のQVシリーズと共通となっている。
記録方式 | JPEGベース |
信号方式 | NTSC標準方式準拠 |
記録媒体 | 内蔵メモリー(4MBフラッシュメモリー) |
記録コマ数 | FINE(精細):64枚、NORMAL(標準)192枚 |
撮像素子 | 1/4インチ正方画素CCD(総画素数36万画素) |
レンズ |
2焦点式マクロポジション付き F2.6 f=4.9mm/11.0mm(35mm換算47mm/106mm相当) |
絞り | F2.6、F8マニュアル切替え式 |
撮影可能距離 |
F2.6(f= 4.9mm) 標準:0.6m~∞、接写:9cm~11cm F2.6(f=11.0mm) 標準:3.4m~∞、接写:52cm~62cm F8 (f= 4.9mm) 標準:0.3m~∞、接写:7cm~14cm F8 (f=11.0mm) 標準:1.7m~∞、接写:44cm~77cm |
測光方式 | CCDエリアセンサーによるTTL中央重点測光 |
露出制御方式 | 絞り優先AE |
測光連動範囲 | EV+5~18 |
露出補正 | -2EV~+2EV(1/4EV単位) |
シャッター形式 | 電子シャッター |
シャッタースピード | 1/8~1/4,000秒 |
ホワイトバランス | 自動 |
モニター | ファインダー兼用2.5型低反射TFTカラー液晶 |
パソコン出力画素数 | FINE(精細):640×480ドット、NORMAL(標準):320×240ドット |
入出力端子 | デジタル入出力端子、ビデオ出力端子、外部電源端子 |
電源 | 電池(単3形アルカリ/リチウム電池×4本)/ACアダプター |
電池寿命 | 連続再生時:単3形アルカリ約130分、単3形リチウム約220分 |
サイズ・重量 | 162(W)mm×49(D)mm×72(H)mm、約250g(電池含まず) |
付属品 |
ハンドストラップ、ソフトケース、専用ビデオコード、 単3形アルカリ電池×4本、クロス |
【オプション】
【QV-300正面】 | 【QV-300裏面】 |
【QV-300(上)とQV-30】 | 【QV-300(上)とQV-30】 |
□カシオ計算機(株)のホームページ
http://www.casio.co.jp/
□製品情報
http://www.casio.co.jp/personal/dcamera/qv300new.html
('96/11/6)
[Reported by 石橋 文健]