米Microsoftは29日(現地時間)、開催2日目となるWebサイト開発者向けSite Builder Conferenceにおいて、インターネット関連製品を中心とした発表を行った。
まず、Windows NT用のインターネット対応サーバーであるInternet Information Server(IIS)のバージョン3.0β版を今週中に公開することを発表。IIS 3.0は従来のWWWサーバーやftpサーバーに加え、サーチエンジンのIndex Serverや、音声や動画をストリーミング再生させるためのNet Show、HTMLファイルに埋め込まれたVBScripなどのスクリプト言語をサーバー側で実行するActive Server Pagesなどをサポートしたものになっている。http://www.microsoft.com/iis/で配布を予定しているという。
また、Windows NT4.0用の管理者向けドキュメントと各種ツールを含むCD-ROMがセットになったResource Kitの発売を発表。書店などで販売され、インターネット環境に対応したツールや情報も多く含まれている。価格はNT 4.0 Workstation版が$69.95、NT 4.0 Server版が$149.99。
さらに、Windows CEを搭載する携帯情報端末であるHand Held PC(HPC)の開発企業として、米Compaqと日立製作所が加わったことを発表。ほかに米XircomなどがHPCに関するソフトウェアや周辺機の開発を表明し、合計で50社以上がWindows CEに関する製品に関わったと、Windows CEサポート企業の増加を強調している。
このほか、Web開発者向けサービスのSite Builder Networkにメンバー登録した際の特典強化、Webサイト管理作成ツールのFrontPage 97のダウンロード数が公開後3週間で23万を越えたことを発表している。
□米Microsoftのホームページ
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(Site Builder Network)
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1996/Oct96/SBNtwkpr.htm
□ニュースリリース(Resource Kit)
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1996/Oct96/NT40RKPR.htm
□ニュースリリース(IIS3.0)
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1996/Oct96/IIS3BET3.htm
□ニュースリリース(Windows CE)
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1996/Oct96/CE~MOMEN.htm
('96/10/30)
[Reported by 石橋 文健]