【本体】

ハイスペックのWWWブラウザとメーラーを搭載
OSにBTRONを採用

問い合わせ先：
セイコー電子工業株式会社 情報システム事業部情報システム二部
Tel.043-211-1703

　セイコー電子工業株式会社は、インターネット接続が可能な携帯情報端末「BrainPad TiPO」を発表した。出荷は97年2月14日だが、10月16日より企業向けに、12月4日より一般市場向けに予約発売を開始する。一般市場向けは店頭でも販売の予定。

　標準でTCP/IP、PPPに対応しており、PCMCIAスロットにモデムなどをセットすることでダイヤルアップの接続も可能。WWWブラウザ、メーラーなどをそなえており、企業内のイントラネット端末を主目的としている。 　WWWブラウザはHTML 3.0、Netscape 2.0拡張（一部仕様をのぞく）に対応し、メーラーもMIME対応するなど、高い仕様となっている。オペレーションはペンで行なう。

　OSは、BTRON仕様OSをパーソナルメディアと、WWWブラウザとメーラーは、アクセスと共同開発している。

　企業内のイントラネット端末としての利用が主目的だが、C言語や簡易言語（マイクロスクリプト）によるアプリケーション開発環境も用意される。

【主な仕様】

• 16ビットRISC CPU、6MBのRAMを搭載
• 液晶：640×240ドットのモノクロ4階調
• ペンオペレーション
• インターフェイス：PCMCIA TYPE II×1と、IrDA(1Mbps)
• バッテリ：単3アルカリ電池2本が標準で約50時間動作
  オプションでニッケル水素バッテリも用意される
• サイズ：170（幅）×100（奥行）×20（高さ）mm
• 重量：約300g
• 標準アプリケーション：WWWブラウザ、FTP、PIM、メーラー、文書エディタ、図形エディタ、表計算、カード型データベース、ターミナル

('96/10/17)

[Reported by date@impress.co.jp]