【イベント情報】データショウ'96レポート

京セラに続いて各社より登場

携帯端末とPHSの合体機の展示

 京セラが発表した携帯端末内蔵のPHS、DataScope DS-110に続き、同様の製品が他社からも登場してきた。


東芝
 DDIのブースでは東芝のPHSが参考出品扱いで展示されていた。

 DDIのデータ通信規格「αデータ」に対応し、最高14.4Kbpsのデータ転送が可能。端末側からパソコン通信を利用したり、電子メールの送受信が可能で、パソコンとの直接のデータ通信にはRS232CもしくはIrDAポート(赤外線通信)経由で行う。搭載する液晶は160×240ドットで、表示できる文字数は標準で100字、縮小文字を使った場合には400字。PIAFS規格による32Kbpsデータ通信には対応する予定があるという。販売時期などは未定。

 参考URL:http://www.toshiba.co.jp/product/etsg/info/pmc.htm


P1
 松下電器は業務用途として販売するPHS、モバイル・コミュニケーションツールP1をデモ。

 通信速度は2,400bpsで、液晶は160×160ドット。RS232CもしくはIrDAポート経由でパソコンとの直接データ通信が可能。512KB容量のメモリカードを利用することができ、これに業務用アプリケーションソフトを記憶させ、さまざまな業務用途に利用することができるという。PIAFS規格の32kbpsデータ通信に関しては、別モデルで対応する予定。こうした携帯端末とPHSの合体機については、一般向けに販売することは当分せず、業務向け機器として販売していくことでノウハウを徐々に蓄積する、というのが同社の説明。

[Reported by 石橋文健]


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