PIAFSは、PHSの32Kbpsデジタルを用いて、データを伝送するためのプロトコルで、物理レイヤとTCP/IPなどの上位レイヤの中間に位置する。データは、640バイト単位で扱われ、ヘッダや誤り制御のCRC-32などの部分を除いたユーザーデータ領域は584バイトである。したがって最良の状態でのスループットは、32Kbps×(584/640)=29.2Kbpsとなる。
展示内容は、実験環境を持ちこんでのPIAFS経由でWWWへ接続するデモンストレーションが中心で、クローズドな環境ながら、PIAFSの実力を垣間見ることができる。またブースでは、PIAFSに関する資料「PIFAS概要」が無料で配布されていた。
PIAFSに対応した機器は、松下(写真左)、京セラ、NTT DoCoMoの各ブースで見ることができる。松下はPIAFS対応のPHS端末とPCカード、京セラは先日発表された「DataScope(データスコープ)DS-110」が展示されている。
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('96/10/14)
[Reported by date@impress.co.jp]