【イベント】

PHSインターネット・アクセス・フォーラムブースで公開

32Kbps通信規格「PIAFS」公開実験

ブース全景 展示状態  データショウ'96に、PHSインターネット・アクセス・フォーラム事務局がブースを出展しており、PHSの32Kbpsのデータ伝送手順「PHS Internet Access Forum Standard(PIAFS)」の実験環境が展示されている。

 PIAFSは、PHSの32Kbpsデジタルを用いて、データを伝送するためのプロトコルで、物理レイヤとTCP/IPなどの上位レイヤの中間に位置する。データは、640バイト単位で扱われ、ヘッダや誤り制御のCRC-32などの部分を除いたユーザーデータ領域は584バイトである。したがって最良の状態でのスループットは、32Kbps×(584/640)=29.2Kbpsとなる。

 展示内容は、実験環境を持ちこんでのPIAFS経由でWWWへ接続するデモンストレーションが中心で、クローズドな環境ながら、PIAFSの実力を垣間見ることができる。またブースでは、PIAFSに関する資料「PIFAS概要」が無料で配布されていた。


PHS端末&カード  PIAFSに対応した機器は、松下(写真左)、京セラNTT DoCoMoの各ブースで見ることができる。松下はPIAFS対応のPHS端末とPCカード、京セラは先日発表された「DataScope(データスコープ)DS-110」が展示されている。

○PHSインターネット・アクセス・フォーラム事務局
〒100 千代田区霞ヶ関 1-4-1
日土地ビル14F
社団法人 電波産業会内
Tel.03-5510-8594

('96/10/14)

[Reported by date@impress.co.jp]


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