【イベント情報】データショウ'96レポート
CPUはPentium 100MHz以上、HDDは800MB以上?
富士通がA5ファイルサイズのカラーサブノートを展示
富士通はA5ファイルサイズのサブノートパソコンを参考出展した。
仕様の詳細は現段階では確定していないとしながら、次のような概要が公開された。
- 本体重量は約1Kg
- 大きさはA5ファイルサイズで、厚みは約30mm
- CPUはPentiumプロセッサを搭載
- 液晶は7.2インチサイズ(DSTNかTFTになるかは未定。デモ機ではDSTN)
- 28.8Kbpsのモデムを内蔵
- 大容量ハードディスク
- PCMCIAスロットはType2×1
- IrDAポート搭載
マルチチップモジュール(MCM)と呼ぶ技術を利用し、基本回路を従来サイズの1/4へと大幅に小型化。CPUにPentiumプロセッサ、2.5インチサイズの大容量ハードディスク、カラー液晶を搭載し、さらに28.8Kbpsモデムを内蔵してA5ファイルサイズを実現。気になるバッテリーの持続時間については、製品化された段階で通常使用2時間を目指したいという。バッテリーは増設バッテリーも用意されている。液晶の解像度についてはVGA(640×480ドット)以上にしたい、という。
現在のところ詳細の製品仕様は確定しておらず、CPUはPentium 100MHz以上、ハードディスクは800MB以上を搭載する予定になっているとのこと。価格や製品名も今のところ未定で、発売時期は来年になりそうだが、製品発表は年内に行いたいという話だった。
ここのところカラーサブノートパソコンの動きが活発化しているが、富士通の参入でまた競争が激しくなりそうだ。
[Reported by 石橋文健]
ウォッチ編集部内PC Watch担当
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