日本AMDは7日、携帯端末などの組込み用途に適したコントローラ「ElanSC400」を発表した。現在エンジニアリング・サンプルが出荷されており、1997年の量産化を目標としている。
「ElanSC400」は、Am486をコアCPUとし、パワーマネジメント機能を始め、IrDAポート、キーボードコントローラ、UMA(Unified Memory Architecture)対応のLCD制御機能など、携帯型PC/AT互換機に必要な制御機能をワンチップに組込まれており、容易にモバイル機器が開発できるという。パッケージは292ピンのBGA、動作クロックは33MHzと66MHzが用意されている。
また、この席上で、米フェニックス社が、携帯機器向けのメモリ消費量を低減したBIOSを「ElanSC400」向けに提供すると発表した。同BIOSを使用した携帯機器が1997年にOEMメーカーにより発表される予定、としている。
□米AMDのホームページ
http://www.amd.com/
□米フェニックステクノロジーズのホームページ
http://www.ptltd.com/
(いずれも今回の製品についての情報は掲載されていない)
('96/10/7)
[Reported by higashi@impress.co.jp]