【周辺機器】

今秋制定予定のASVD規格に対応
独自方式のテレビ電話も可能

　マイクロコム株式会社は、ASVD（Analog Simultaneous Voice & Data）を搭載し、音声とデータの同時通信が可能な33.6Kbps対応のFAXモデム「Voice Porte」を10月15日より発売する。

　「Voice Porte」は、ASVDに対応した33.6Kbpsモデムで、留守番電話ソフト「BitWare」や、ハンズフリーフォンや独自方式のテレビ電話などを実現するソフト「コミュニケーター.1」などのWindows版ソフトのほか、テレビ電話をする場合に必要なQuickCamの割引券などが付属している。

　ASVDは、ITU規格 V.34Qとして今秋の制定をめざしている音声同時通信規格で、仕様はほぼ固まっているといわれる。ASVDモデムは、現在販売されているDSVDモデムとは音声同時通信できない。ただし、現在草案段階にある新たなDSVD規格、ITU V.70にはASVD機能も含まれるため、V.70対応のDSVDモデムが登場すれば音声同時通信が可能になるとされている。

□マイクロコムのホームページ（10/2現在　この製品のニュースはあがっていない）
http://www.microcom.co.jp/

【参考記事】
【9/24】ダイアモンド、モデムと3Dビデオカードを発表

('96/10/2)

[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]