ソニーはデジタルカメラの心臓部にあたるCCDを展示し、中でもICX085AKという130万画素のCCDには注目が集まった。
ICX085AKは2/3インチCCDで、有効画素数は約130万画素の実力を持つ。実に、ドット数でいうと1280×1024ドットの解像度だ。現在の普及型デジタルカメラのCCDは640×480ドットということから考えると4倍以上の差がある。
掲載している左の写真はこのCCDを利用した評価用カメラで、ブースでは動くおもちゃを対象に、リアルタイムに画像を撮影して表示させていた。また、特にサンプル画像としてディスプレイに表示していた、マクロ撮影したプリント基板の画像は驚くほど綺麗で、解像度の高さとともに性能の高さを実感することができた。性能がよいぶん、価格も高く、サンプル価格は約10万円で医療機器や科学計測用のカメラに使用されるのだという。
現状ではパーソナル用途のデジタルカメラに載ることはあり得ないが、やがてこうしたCCDを採用した数万円のデジタルカメラが出てくるのかも知れない。
参考URL:http://www.sony.co.jp/Exhibition/SC-HP/CX-Mail/DM/No4/ICX085AK.html
[Reported by 石橋文健]