本体の形や大きさは銀塩フィルムのコンパクトカメラそっくり。本体の仕様は液晶、フラッシュ、内蔵2MBメモリを搭載し、記録解像度は高解像度640×480ドット、標準解像度で320×240ドットと、今現在の標準的な普及型デジタルカメラとほぼ同じ。特徴的なところでは音声記録が可能で、ビデオと音声を出力するAV端子とイヤホン端子もある。パソコンへのデータ転送はシリアルインターフェースを使用する。また、オリンパスのCAMEDIA C-400Lのように、レンズカバーを閉じたり開けたりすることで自動的に電源の投入切断が行われるようになっている。仕様ではほかに1/1,000秒まで対応するシャッタースピードと、高画質モードでの記録時間が3秒と早いのが目に付く。
実際に触ってみた感触では、ボタン類も少なくシンプルで操作はしやすいように感じた。手に持っても違和感は感じず、普通のコンパクトカメラと同じ感覚で扱えそうだ。ファインダーは光学式という仕様になっているが、液晶でも行えるかどうかについては確認できなかった。価格や発売時期も今のところ未定。クセのないデジタルカメラなだけに、価格面での魅力が出せれば面白いかもしれない。
圧縮フォーマット | JPEG |
イメージ |
高解像度 640×480ドット 標準解像度 320×240ドット |
CCDセンサー | 1/3インチ Progressive Scan 640×480 |
メモリー | 2MBフラッシュメモリー内蔵 |
撮影枚数 | 60枚(標準) 30枚(高解像度) |
レンズ |
f=5mm 固定焦点、絞りF:2.8/5.6/11 焦点:固定フォーカスレンジ:75cm~無限遠 マクロモード:フォーカスレンジ 20cm~75cm |
電子アイリス | 電子シャッターによる自動 1/8~1/1,000秒 |
ファインダー | 光学実像式 |
液晶モニター | 内蔵 |
フラッシュ | 内蔵(自動発光、強制発行、発行禁止可) |
インターフェース |
シリアル :RS232Cシリアルポート(最高115.2Kbps) AV端子 :(音声出力)モノラル (映像出力)NTSC イヤホン端子:モノラル |
処理時間 | 3秒(高解像度モード) |
セルフタイマー | 作動時間10秒 |
パワーセーブ |
未操作状態が続くとパワーOFF。電源の再投入か シャッターボタンを押すとパワーONに戻る。 |
内部電源 | 単3アルカリ電池×4(三洋製単3Ni-Cd・単3Ni-MH電池使用可) |
外部電源 | DC入力端子付 オプションACアダプター |
バッテリーライフ |
単3アルカリ電池使用時、200枚以上撮影可 (三洋製電池使用、LCDモニターOFFの条件) |
三脚ネジ穴 | 有 |
レンズカバー | カメラ電源スイッチ連動スライドカバー |
サイズ・重量 | 本体重量:280g |
外形寸法 | 概略:136(幅)×67.5(高)×39.5(奥)mm |
LED表示 | セルフタイマーLED 赤(前面) |
[Reported by 石橋文健]