【業界動向】

SH-3とWindows CEを搭載したHPCを開発
カシオ、LG、HPなども採用

　株式会社日立製作所は、 米Microsoft社の組み込み機器用新OS「Windows CE」を搭載した「ハンドヘルドPC(HPC)」の開発につき提携したと発表した。

　提携内容は

• 日立が,同社の「SH-3」をベースとした32ビットRISC CPU「SuperH RISC engine
  ファミリ（以下SHファミリ）」をWindows CE用のCPUとして提供
• マイクロソフトがSHファミリ用のWindows CEおよびアプリケーションを開発
• 両社でWindows CEのための開発ツールを共同開発

　日立では、SHファミリとWindows CEを搭載したHPCは、カシオ計算機、LG Electronics、HPなどから発売予定としている。

　SHファミリは、組み込み機器用のCPUとして広く普及しており、95年の出荷数は1,400万個に達しており、身近なところでは、セガ　サターンなどのゲーム専用機、デジタルスチルカメラなどにも使用されている。SH-3は携帯情報端末、セットトップボックスなどの用途に向け開発さたCPUで、メモリー管理ユニット（MMU）を内蔵している。

□日立ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0917.html
□マイクロソフトの「Windows CE」ニュースリリース（英文）
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1996/sept96/ANNG1.htm
[関連記事]
□「Microsoftから第3のWindowsが登場」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960917/kaigai01.htm

('96/9/18)

[Reported by ym@aedd.sony.co.jp/seino@impress.co.jp]