【Best5】
リコー DC-2L
'96/6/29 発売
標準価格:
DC-2 69,800円
DC-2L 85,800円
連絡先:
株式会社リコー お客様相談室
Tel.0120-000475
★前回からの変更点については
赤色
で表示しています。
○
良い点
シャープ感のある画質(同画素数のライバルのなかでもトップクラスだ)
機能満載で凝った作りなれど、超お買い得(DC-1Sユーザーの怒りを買うぞ!)
光学ファインダー付きで液晶なしでもOK(電池消耗をセーブできるからね)
35mm判換算で35mm相当のワイドレンズ標準装備(屋内撮影にとっても便利)
レンズ前1cmまでの接写もOK(この状態だとレンズの影になってしまうけど・・・)
感度が高く、暗い場所でもストロボなしで楽々OK(これはスゴイ!)
ストロボ内蔵で近距離撮影でも露出オーバーになりにくい(ストロボのない機種は結構多いものね)
クラストップレベルの連写性能と再生速度(気の短い人は絶対コレ!)
どこでも手に入る単3型電池4本使用(DC-1Sのガム型電池には泣かされました)
3種類ある画質モード(画像サイズはそのままに圧縮率が変わるタイプ。普通はNモードで十分)
AIMSカードも使える(高価なカードを購入したDC-1Sユーザーには朗報)
内蔵メモリーからカードへのコピーができる(他機種は意外にできないぞ)
機能表示が日本語表記になっている(これは親切。おじさんでも使える?)
×
悪い点
意外に重く、かさばるボディー(一日持ち歩くと、意外に堪える)
中途半端なデザイン(液晶が出っ張り過ぎ)
ややノイズっぽさの残る、DC-1Sに一歩譲る写り(でも、DS-7よりシャープ)
時々ミスる自動ホワイトバランス(日中の風景が真っ青になることも・・・)。
専用ソフトが必要な特殊JPEGファイル(JEIDA VIDEO1規格だけど.j6iの必要あるの?)。
ちょっと安っぽさを感じさせる作動音(機械っぽいといえば、確かにそうだけど)
もうちょっと望遠が欲しくなる2焦点レンズ(ワイド側が35mm相当なら、望遠は70mm相当でもいいよね)
モニター中は他のモード切替がいっさいできないこと(不便ですよね、やっぱり)
結構分厚い液晶モニター(もう少しスリムでもいいと思うけど・・・)
初期ロッドのみ,長時間露出中にボディー前面の赤LEDが写り込むこと(ファームウエアを書き換えて対応するらしい)
暗い場所で結構ピントを逃す(盆踊りで結構ピンぼけを作ってしまった!)
手持ちのEPSON製20MBカードが使えなかった(カードのロットによって使えるものがある。詳しくは
リコーのホームページ
を参照)
ひとこと
激戦区だが、なかなかライバルが登場せず、今回もシッカリと2位をキープ。DS-7クラスに比べると高めだが、機能を考えるとかえってお買い得感さえある。相当な接写もOKで、大容量メモリーの併用で撮影枚数をかなり増やすことができ、意外に電池を食わない点もメリット。また、画像サイズを変えずに、圧縮率を変えるだけで撮影枚数をセーブできる点も魅力。筆者自身が取材用として一番頻繁に利用する機種だ(オリンパスCAMEDIAのレポートのカットもDC-2Lで撮影)。もちろん、気軽にシャッターを押すだけでもよく写るし、凝った撮影もOKな懐の広さが魅力。連続撮影時の待ち時間も少ないし、再生も速いので、気の短い人でもOK。機械好きには、このメカっぽさがたまらない! チタンボディーはまだか!(笑)
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('96/9/2)
[Reported by
山田 久美夫
]
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ウォッチ編集部内PC Watch担当
pc-watch-info@impress.co.jp