【周辺機器】

話題の NAT 機能搭載、個人でも利用しやすい

　アセンド コミュニケーションズ ジャパン株式会社は、NAT（Network Address Translation）機能を搭載したISDNルータ「Pipeline 25-Px」を9月中旬より発売する。

　同製品は、NAT機能搭載により、イーサネット上のWindows 95マシンは起動時に、IPアドレス、ゲートウェイ・アドレス、DNS（Domain Name Server）アドレスなどのアドレス情報をPipeline 25-Pxから取得するため、アドレス設定などの作業なしにインターネットに接続することができる。
　従来機の「Pipeline 25-Fx」との最も大きな違いはこのNAT機能搭載により、固定のIPアドレスを取得することなく、通常のPPPプロトコルによる端末型ダイヤルアップ接続ができる点にある。

　その他のおもな特徴を挙げると、アナログポートは2つ装備しており、セキュリティ機能も標準装備。マルチリンクPPP（MP）にも対応しており、128Kbpsでの接続もできる。また、ダイナミック帯域幅割り当て機能（MP+対応）を搭載しているため、転送するデータの大きさによりISDN回線の帯域幅を自動調整する（具体的には、1Bと2Bを自動的に切り換える）ことも可能となっている。

□「Pipeline 25-Px」情報ページ
http://www.ascend.co.jp/product/pipeline/pl25-px.html
□アセンドの「ISDN回線の概要」ページ
http://www.ascend.co.jp/japan/isdn-j.html

('96/8/29)

[Reported by hiroe@impress.co.jp]