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デジタルカメラ 【CAMEDIA C-800L】	デジタルカラープリンター 【CAMEDIA P-150】	通信アダプター 【CAMEDIA T-100】
C-800Lの背面	C-800Lのカメラバリアを閉じた姿	C-800Lのグリップ部の厚み

　オリンパス光学工業株式会社は27日、10月発売を予定しているデジタルカメラのCAMEDIAシリーズ3機種とその周辺装置の製品発表を行った。

　デジタルカメラはCAMEDIA C-800L、同C-400L、同C-400の3種類。C-800Lは81万画素という高性能CCDを採用し、フラッシュ、4群5枚の光学レンズ、1.8インチTFT液晶、6MBの内部メモリーを搭載。「カメラメーカーとして画質にこだわった設計」であることを強調。記録解像度は1024x768ドットで高画質モードでは30枚、標準画質モードでは120枚の記録ができる。バッテリーは単3形アルカリ電池4本で、撮影可能枚数は100枚以上。パソコンとのデータ転送手段は別売の接続キットを利用したRS232Cケーブル経由になるが、やはり別売のPCMCIAスロット搭載の通信アダプタを利用することでモデムを使った遠隔地へのデータ転送、もしくはPCMCIAメモリカードへの転送を行うことができる。テレビ等で再生するためのビデオ出力は用意されていない。デザインは「従来のユーザーにも違和感のないように」というコンセプトのもとで、同社の35mm小型携帯カメラのデザインを踏襲したものになっている。価格は128,000円。

　より低価格のモデルがC-400シリーズで、C-400LはCCDが35万画素、内蔵メモリー2MBで74,800円。C-400は液晶なし、内蔵メモリー1MBで49,800円となっている。どちらのモデルも解像度は640x480ドット。フォーカスについてはC-800Lがオートフォーカスに対して、C-400とC-400Lは固定焦点という違いがある。

　別売の接続キットにはWindows用とMacintosh用のケーブルとソフトが同梱され、画像加工ソフトのAdobe PhotoDeluxeがバンドルされる。また、DC-800LとDC-400Lからパソコンを介さず直接印刷できる昇華型プリンタP-150、モデムカードやATAメモリカードを利用できるPCMCIAスロット(Type2)をもった通信アダプタT-100も10月に発売される。

　発表会の席上、同社から「西暦2000年にはこの市場は500億円規模になると見ている。CAMEDIAシリーズで20%のシェアをとりたい。デジタルカメラを含むデジタルイメージング分野の製品を今後のコアビジネスとしていく」との経営戦略が明らかにされた。また、C-800Lについては、ライバル機種のキヤノンPowerShot 600を名指しにしたうえ、「あちらは画素数が57万画素で液晶も搭載されていない」と指摘。製品発表会に初めて岸本社長が出席するなど、デジタルカメラ市場への力の入れようがうかがえた。

C-800L　サンプル画像 1024x768ドット(16万色) ファイルサイズ(150KByte)

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('96/8/27)

[Reported by 石橋 文健]