米国Netscape Communications社が8月26日、新会社「Navio Communications」の設立を発表した。
新会社は、WWWブラウザー「Netsacape Navigator」の開発で蓄積した技術を活かして、家電やパソコン以外の機器などの、家庭や企業向けのインターネット関連ソフトウェアを開発するとのこと。具体的には、テレビや電話、ゲーム機のほか、ネットワークコンピュータ(NC)など用のソフトウェアを開発するとしている。
Navio社では、家電などにソフトウェアを搭載するため、ソフトウェアの小型化・モジュール化を図るという。また、Navioのプラットフォームはハードウェアに依存せず、HTMLやSSL、POP3、TCP/IPなどの、インターネットの標準的なプロトコルおよびNetscape社の既存の技術で構築される。そのため、パソコンでNetsacape Navigatorを使用するのと同じような環境で、家電などでもWWWを利用できるとのことだ。
なおプレスリリースには、技術提携を行なう企業として、ソニーや任天堂、NEC、SEGA、IBM、Oracleといった企業名が挙げられている。
□Netscape Communications社のプレスリリース
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease221.html
□新会社Navio社のホームページ
http://www.navio.com/
('96/8/27)
[Reported by takasaki@impress.co.jp / tatekawa@planet.club.or.jp / mmizuno@ics.uci.edu / hosaka@scorpius.bekkoame.or.jp]