【ソフトウェア】【Windows】
セキュリティバグなどを修正
Microsoftが英語版InternetExplorer3.0の
アップデートパッチ配布
日本語版用は来週中のリリースを予定
'96/8/22(現地時間) 公開
米Microsoftは22日(現地時間)、英語版InternetExplorer3.0(以下IE3.0)に関する2つのバグを修正するためのアップデートパッチを公開した。
修正されるバグというのは次の2点。
- ユーザー名とパスワードの認証を要求するWebページに一度アクセスすると、同じWWWサーバーの別の認証不要のWebページにアクセスした際にも繰り返し認証を要求することがあった。
- プリンストン大学の研究者が警告しているバグで、IE3.0ではMS-Wordや実行ファイルといったウイルスが混入している危険性のあるデータのダウンロードを行う際、危険性を発したうえ、ダウンロードの開始か中止を問い合わせるダイアログボックスを表示するが、ある方法でWebページを作成すると、このダイアログボックスを表示させずにデータをサーバーからIE3.0ユーザーにたいして送り込むことができてしまうという。
今回配布されたアップデートパッチについて日本のマイクロソフトに確認したところ、「日本語版にこのパッチを当てると正常に動作しない。来週中に日本語版用のパッチを配布する予定だ」ということで、このパッチを日本語版に当てるのは止めた方がよさそうだ。編集部で実際に日本語版に当てたところ、メニューの一部だけが英語になるなどの不具合が認められた。
Microsoftのリリースを見る(英文)
英語版のアップデートパッチをダウンロードする(日本語版には使えません)
プリンストン大学のページを見る
('96/8/23)
[Reported by 石橋 文健]
ウォッチ編集部内PC Watch担当
pc-watch-info@impress.co.jp