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MicrosoftのJava処理系「Visual J++」に注目

「Microsoft Tech・Ed 96 Yokohama」3日目レポート

 8/2の最終日のセッションのうち最も注目を集めたのがVisual J++とMicrosoftのJavaテクノロジに関するセッションだった。

 Visual J++はJavaの開発環境、一方Mirosoft Explorer 3.0(IE3.0)ではJavaの実行が正式にサポートされる。セッションはこの2つのツールに関してのもので、Visual J++の優位性ならびにCOM(Compornent Object Model)として実装されているJava VM(Virtual Machine)についてのトピックが主たるもの。

COM(Compornent Object Model)を簡単に説明すると、プログラム間のインターフェースを定めた規格であるといえる。Active XのほとんどのコンポーネントやOLEはCOMインターフェースで実装されている。

 つまり、Java VMをCOMインターフェースで実装することによって、他のActive XコンポーネントでJavaアプレットをコントロールしたり、逆にJavaアプレットでActive Xコンポーネントをコントロールすることができるようになる。たとえば、HTMLページに配置されたActive XコントロールをJavaで操作することができる。このような試みとして、JavaOneで発表されたJavaBeansがあるが、MicrosoftではJavaBeansよりも一足先にJavaとその他のプログラム(Active Xコンポーネント)の連携を実現したわけだ。

 TechEDは技術者向けのカンファレンスだが、カンファレンスの内容自体は実際のプログラムコードやノウハウが解説されるのではなく、Microsoftの新しいテクノロジはどのようなものなのか、どのように応用すれば良いのかといったトピックが中心だった。カンファレンスで発表されたテクノロジはすでに発表されているものがほとんどだったが、発表時よりもさらに詳しい解説があるため、Microsoftの新しいテクノロジを理解するうえで十分有用なものだといえる。

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「Microsoft Tech・Ed 96 Yokohama」2日目レポート

「Microsoft Tech・Ed 96 Yokohama」初日レポート

('96/8/5)


[Reported by Tadatoshi Hirono]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp