【イベント】

NETWORLD + INTEROP'96 Hotline!

ソニーのOEM用カメラは注目度満点、自動
追尾、遠隔操作、IEEE1394対応..

SONY CCM-DS250 SONY EVI-D30 SONY EVI-G20

 SONYはOEM向けのカメラモジュールを展示し、注目を集めていた。

 写真左の「CCM-DS250」は先に紹介したように、IEEE1394の高速シリアルバスに対応したデジタル出力のビデオカメラ。写真中央は「EVI-D30」という通常のNTSC出力のカメラで、スタンドと一体になっており、カメラ部はリモコンやRS232Cインターフェースで自由にパン、チルト、ズーム(最大12倍)が制御できる。最大の特徴はまるでロボットの目のように動く被写体の自動追尾機能。AT(Auto Tracing)モードにより、指定した動く被写体をカメラ自身が追いかけてくれる。色や輝度情報などで被写体を認識することができ、対象の被写体はテレビ画面を見ながら枠を表示して範囲指定する方法をとる。被写体が動いても表示の大きさを一定にする機能もある。MD(Motion Detector)モードでは、画面の差分データから動いた物体を検出してくれる。

 写真右は「EVI-G20」。「EVI-D30」とカメラ部が動くという意味では同じだが、こちらはカメラとモーターが一体になりコンパクトになっている。まるで宇宙服のヘルメットのような球面の透明プラスチックカバーの中で、キュンキュンととても素早い動作でカメラ部が動く。自動追尾機能はないが、これもリモコンとRS232C経由での遠隔操作が可能だ。テレビ会議などでは有効なカメラデバイスではないだろうか。

('96/7/25)


[Reported by 石橋 文健]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp