【メッセージ】

PC Watch創刊によせて

取材される側もスクランブル


株式会社 アイ・オー・データ機器
DCP チーフリーダー

片桐 長吉 氏

 「インプレス 電子雑誌、22日創刊」って、19日の日経産業新聞に出てましたね。で、「PC Watch」を創刊するって書いてあるんだけど、何故か、3ヶ月前から「PC Watch」は私のブックマーク筆頭になってたりします。まだ、正式発行ではなかったのですね。では、お約束の「 PC Watchご創刊おめでとうございます! ご発展を祈念しております。」

 実は、その正式版ではない「PC Watch」に私のホームページ運用チームはきりきり舞いさせられております。新聞記事にもあったように「新製品などは取材後、数時間以内に発信、速報性を重視する」との運営方針ですから、プレスリリースを発表した時に当社のホームページ側の準備ができてないと、情け容赦なく「×月×日現在、×××のニュースリリースは掲載されてない」とコメントされてしまいます。

 だから、プレスリリースのある時にはホームページの運営チームも緊張します。特に、名古屋のライバル社に先を越された後に対抗策を急遽プレス発表することになったときなどは、「今夜、はずせない予定のある人いる?」とスクランブル状態です。

 試験運用でこのありさまですから、正式版となって、もっと強力な編集部が誕生すると「記事の充実=取材される側もスクランブル」という図式が強まるのではとワクワクしちゃいますね。とは言うものの、未だに「夜討ち朝駆け」なんて言っている既存のメディアに比べれば、当方の発表原文も正しく伝わるし、誤りがあった場合の修正も早いし、良いことづくめです。

 「PC Watch」のような通信媒体が一日も早く当たり前のものになって、「ホームページへの重要事実の掲載は記者発表の12時間後に」という東証「ローカル」ルールが有名無実化することを強く願ってます。編集部員の方も大変でしょうが、デジタル革命の大嵐と諦めて奮励努力して下さいませ、過労死しない程度にネ。


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp