【業界情報】

1株当たり利益も18%増加

米intel、過去最高の黒字。市場にも好影響

'96/7/17 公開


 共同通信によれば、米Intelは16日、第2四半期の純利益が前年同期比18%増の10億4,100万ドルとなり、四半期決算としては初めて10億ドルの大台に乗せて過去最高益を計上したと発表した。
 売上高は同19%増ノ46億2100万ドル。1株当たり利益も0.99ドルから1.17ドルへと18%増え、アナリストの予想平均の1.09ドルを上回った。前年同期の純利益は8億7,900万ドル、売上高は38億9,400万ドルだった。
 期間中のCPU関連商品の出荷は、過去最高を更新した。intelは「高性能パソコンの需要は基本的に旺盛だ」と説明している。
 米ハイテク関連企業では、先にモトローラが予想を下回る決算を発表し、HPもこれから発表する決算が予想を下回ると警告、この日もTIが減収減益を発表するなど、業績の頭打ち傾向が明確で、ニューヨーク株式市場ではハイテク株を先頭に大きく売られる展開が続いていた。
 intelはこの日の店頭取引で上昇し、決算発表後の時間外取引でも一段と上昇している。

intelのニュースリリース(英文)

('96/7/18)

[Reported by date@impress.co.jp]


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