米Microsoftは、同社のWWWブラウザ「Internet Explorer 3.0」(英語版)のβ2を公開した。対応OSはWindows 95とWindows-NT4.0。
今回からJavaのJust in Timeコンパイラが搭載されたほか、全体的な速度の向上がはかられ、WWWの高速データ転送を実現するHTTP Keep-Alive-Protocolもサポート。最も注目されるのは、NetscapeNavigator用のPlug-Inを新たにサポートし(ShockWave for Directorの動作を確認)、同時に配布されている多言語サポートのためのInternational Extentionを使用(Japanese,Korean,Pan Europeの3種ある)することで日本語を含めた各国語の表示が可能になっているところ。これは2.0のときに配布されていたものと同一の機能を持ち、今回の3.0β2と組み合わせれば、各国版のOSでもそれぞれ対応した言語の表示が可能になる(フォントもイントールされる)。日本語に関しては、もちろん EUC , JIS , SHIFT-JISをサポートしている。ただし、編集部では英語版Windows 95での確認をしており、日本語版Windows 95では一部のダイアログボックスで文字化けが起こるなどの問題が発生した。同時に公開された電子メールとNewsのクライアントである「Internet Mail and News」のβ3については、日本語版Windows95上で使用した場合には日本語を使用するためのEUC , JIS , SHIFT-JIS , Autodetectの設定などの設定が利用でき、ビューワーでも日本語表示が可能。ただし、英語版Windows95ではこの設定は利用できなかった。
IE3.0Beta1からの変更点は主なところでは、
('96/7/17)
[Reported by 石橋 文健]