【噂】 

ギョーカイの噂

どこにあるのか133MHzのThinPad 560

ThinkPad 560

 最近、実は気になっているパソコンがある。それは、日本IBMThinkPad 560。ペンティアムプロセッサを搭載し、A4サイズで、液晶とキーボードがデカくて、薄っぺらい形をしたノートパソコンだ。
 カタログや雑誌の記事を読んだだけでは、別に何も感じるトコはなかったのだけど、先日実物を手にする機会があったのが、運のツキ。毎日、気になってしょうがない。ThinkPad 560シリーズには3モデルあって、CPUや液晶パネル、ハードディスクといったパーツの差で価格が異なっている。個人的に最もリーズナブルだと思うのは、中間の価格のモデルだ。動作クロック120MHzで、TFT液晶が採用されている。見た目の薄さからの印象が強いのかもしれないが、実際に持ってみるとカタログ値よりも、なんとなく軽いような錯覚を憶える。
 薄いノートパソコンといえばDECのUltraHiteシリーズもあるけど、私はなんといってもIBM製が好きだ。黒くて、おしゃれだと思うのは私だけでしょうか。いろんなメーカーのパソコンが存在するけど、IBMのノートパソコンって、時計でいうROLEXの「Explorer I」っぽくて、持ってて安心感があると思ってたりする。ThinkPad 560に注目していると、いろんな噂が聞こえてきた。


【1つめ】
 150Kg過重をかけても壊れないと聞いたユーザーが、試しに女の子にふんでもらったら、液晶が割れてしまったらしい。その時、女の子はハイヒールを履いていたとか……

【2つめ】
 ThinkPad 560はノート数冊分の大きさ。引き出しの中に収まりのいいのが好評で、企業ユーザにもてもて。大企業から、大量のバックオーダーが入ってしまって、既に受注を締め切ったとか……

【3つめ】
 120MHzと133MHzのペンティアムプロセッサを搭載しているThinkPad 560。実際に店頭で見かけるのは120MHzのモデルだけ。6/28に出荷されているはずの133HMzの最上位モデル買ったとか、使ってるとかいう人が表にでてこない。どこにいったら、逢えるのやら……


 さて、ここで最も気になるのは2つめの受注を締め切った噂。大企業からオーダーが入ったかどうかは知る余地もないが、どうやら信憑性の高いとのこと。これが事実だとすると、ショップが在庫しているもの、既にオーダーしているもの以外は、市場に出てこないことになる。ThinkPad 560はまだまだ高値安定といった実売価格だけど、真剣に購入を検討している読者の方々は、なるべく早めにショップに向かったほうがいいかもしれない。私は、しばらく使っていないThinkPad 530を眺めて、もうちょっと悩んでみることにする。

('96/7/12)


[Reported by UWASA-watchers]


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