標準価格:8,800円
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株式会社セガ・エンタープライゼスが、発売した「VIRTUA FIGHTER PC(以下バーチャと略)」が発売されたので、購入してプレイした。
バーチャーは、ポリゴンベースの3D格闘ゲームで、アーケードからはじまり「1」「リミックス」「2」とシリーズ展開され、すべてサターンにも移植されている。PCでは特定の3Dアクセラレーションチップ専用にリミックスが移植されていたが、機種に依存しないバージョンは初の登場となる。また、Dirct X対応ということでそのパフォーマンスが注目されるところである。
テストしたのはPentium 90MHz+48MB RAM+ATI Mach64+SoundBlaster 16というメモリ容量以外は一昔前のスペックのDOS/Vマシンである。
媒体はCD-ROMで、ドライブにセットするとインストーラーがオートスタートする。インストール時にAT互換機、PC98、FM/V DESKPOWER(!)から機種を選択するようになっている。ゲーム以外にもActive X関係のファイルがWindowsディレクトリに大量にコピーされる。インストール後には再起動が必要である。
マシンの性能によってテクスチャーマッピングが調整できるようになっており、テクスチャーなしだと「1」、ありだと「リミックス」の外観だと思えばいい。テスト機ではテクスチャーありで、動作がFASTの状態でインストールされた。
ゲームの基本システムは「リミックス」に準じている。ゲーム自身には特に違和感なくPC上でよく再現されている。
ただし、操作をキーボードで行なおうとすると、プレイヤー1側のキー配置が文字キー中心で覚えにくい。ひとりでプレイするときはenterキーを押してプレイヤー2側を選んだ方が操作しやすい。
キーアサインの変更は、割り当てるキーの選択が面倒くさい。メニュー上で、そのキーを押すだけで指定できるべきだ。
キーボードでの操作は慣れが必要で、ワザが出にくく苦戦した。できればジョイパッドは最初から用意したい。
なお、バーチャだけが目的であれば、PC版ではなく、サターンで2をプレイすることをお勧めする。
[Reported by date@impress.co.jp]