Pentiumチップの新パッケージが市場に出回りはじめている。
新パッケージとは、「PPGA(Plastic Pin Grid Aarray)」のことで、INTELがPentium200MHzの発表時にアナウンスしていたもの。熱効率に優れ、今後のハイスペックCPUの開発にも重要なパッケージング技術としているものだ。
この新しいPentium200MHzチップについては、すでに秋葉原のPC/AT互換機専門店では実物の展示を行っているところもあるほか(予約販売のみ)、編集部ではエプソンダイレクトから販売されているPentium200MHzを搭載している「Endeavor DeskTopMusic System ATX-7000」で実物を確認することができた。また、韓国PCメーカーTriGem社のPentium166MHzチップ搭載デスクトップマシンにも新パッケージのチップが搭載されていた(販売は東京・秋葉原のDOS/Vパラダイス)。INTELではPentium200MHzとPentium166Mhzでこの新しいパッケージを採用しているようだ。
PPGAのチップは従来のPentiumチップとは形状も異なり、チップ表面は平坦ではなく、中央部に銀色の丘状の台が浮き出た形になっており、その周囲にはコンデンサと思われる小さな部品が取りつけられている。CPU全体の色は黒で、CPU裏側にあるピンと同じ位置に表側には銀色のくぼみができている。重量は従来のものより軽い。
PPGAのPentiumチップはまだ出荷されたばかりのためか、市場に出回っている量が少ないようで、秋葉原などの専門店では単体販売はまだ行われていない。
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[Reported by 石橋 文健]