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WindowsWorldに参考出品展示予定
1600x1200記録可能、データ転送はSCSI

日本ポラロイドが今夏にもデジタルカメラ
「PDC-2000」を発売

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 日本ポラロイド株式会社は7月にもデジタルカメラ「PDC-2000」の日本語版を発売する。

 PDC-2000はすでにアメリカでは発売されている製品で、データ転送はSCSI、最大記録ピクセルサイズは1600x1200とハイエンド仕様のもの。デザインは横長の独特のものだ。日本語版については現在準備をすすめている段階で、国内の発売については7月を目標にしているという。価格など細かい内容についてはまだ未定。26日から千葉・幕張メッセで開催されるWindowsWorldでは参考出品の形で展示される。

 今回は同社の協力により、アメリカで販売されているPDC-2000のデモ機に触れることができたのでここでいち早く紹介する。ただし、今回は残念ながらWindowsWorld出展の準備等とも重なったこともあり、実際の撮影や動作に関しては体験することはできなかった。次の機会が得られれば詳しいテストレポートをお伝えしたい。

■製品紹介

 パッケージにはカメラ本体、ACアダプタ、ソフトウェア(媒体はフロッピーディスク)、ケーブルなどが含まれている。ソフトウェアはTWAINドライバ、PhotoShopプラグイン、専用アプリケーションソフトなど。

 画像サイズは800x600と1600x1200での記録が可能。色数は24bitフルカラーだ。CCDの画素数は約100万。パソコン転送時の記録ファイルサイズについては、いわゆるJPEGなどの画像圧縮は行わないために800x600が約1.4MB、1600x1200で約5.6MBと非常に大きい。気になるデータ転送方法だが、本体にSCSIインターフェースを内蔵して直接パソコン側のSCSIボードとつなぐことで転送を行う。PDC-2000には内蔵する記録デバイスによっていくつかのモデルがあり、$2,995のものが記録デバイスを持たずに撮影後直接パソコン側にデータを転送するタイプ。$3,700のものは40MBのハードディスク内蔵、$4,995のモデルがメモリを内蔵している。バッテリーは単3型のニッカド4本を使用し、フラッシュONの状態で約40枚が撮影可能。着脱可能な記憶デバイスは装着できない。レンズについてはオプションで変更が可能だ。カメラ本体の重さは約1Kg。

 さらに詳しい仕様については米ポラロイドが用意している製品紹介のページを参照して欲しい。

http://www.polaroid.com/products/digital_cameras/pdc2000.htm

■問い合わせ先

日本ポラロイド株式会社
電話 03-3438-8822
FAX 03-3435-1574


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 本体正面向かって右側にあるゴム・カバーを外すと、SCSIのインターフェース、SCSI用ID設定ロータリースイッチ、ACアダプタのコネクタが現れる。コネクタは小さな物で、同梱される変換コネクタとケーブルによってハーフピッチ/フルピッチのSCSIコネクタへ接続できる。


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 本体には小さな液晶ディスプレイと、Erase/Labelスイッチ、シーソー型スイッチがつき、ここで文字を入力することでデータの中にラベル情報を含ませることができる。これらのデータはソフトで画像の一覧表示をさせたときなどに専用の領域に表示することができる。


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 距離測定には、超音波方式のものがつかわれている。本体正面向かって右側にある穴の開いた円状のものがセンサー部。スピーカーやマイクのように見えるが、そうではない。バッテリーは本体正面向かって左側の裏にバッテリーボックスがあり簡単に着脱が可能。

[Reported by 石橋 文健]


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