通信業界向けの展示会ということで、一般客で賑わう展示会などに比べて地味めとはいえ、やはりコンパニオンは欠かせない。写真左は、アリアンスペース社。アリアンスペース社といってもピンとくる人は少ないだろう。同社は衛星打ち上げ会社で、日本ではNHK(日本放送協会)、NTT(日本電信電話株式会社)、B-SAT(株式会社放送衛星システム)、JSAT(株式会社日本サテライト・システムズ)、SCC(宇宙通信株式会社)、WOWOW(日本衛星放送株式会社)など、そうそうたる顧客を持っている。今晩見る衛星放送は、アリアン社の打ち上げた衛星から送られているかも。
PHSは32Kbpsのデータ通信対応がまだで、NTTパーソナルのPHSとDoCoMoの携帯電話がつながる予定だが料金がかなり高そうということで、話題的にはいまひとつ寂しい。しかし、ブースはとても華やか。期待したアステルのルルルおじさんの着ぐるみはなかったが、アステル東京のコスチュームは鮮やかな黄色に黒で都会的なイメージ(写真左)。NTTパーソナル(写真右)はシンプルなワンピースで、上にジャケットもあるのだが、ないほうがすっきりした感じ。
写真左からDoCoMo(NTT移動通信網)、IDO(日本移動通信)、東京デジタルホン。DoCoMoのブースでは、FLEX-TD対応のポケベルがずらりと展示されていた。大胆な赤いコスチュームは非常に目立つ。IDOはさわやかイメージの、おとなしめのコスチューム。東京デジタルホンは、赤いジャケットのほかに、シースルー素材のジャケットを組み合わせたパターンもあり、かわいらしい感じ。
KDDブースはブース自体がオレンジ・黄色など鮮やかな色で、非常に目立つ。その中に立つコンパニオンのコスチュームが白で、活発で健康的なイメージを受ける。KDDブースでは手軽に利用できる国際電話を強調、個人から企業ユーザーまでのさまざまな利用を考えた各種サービスや「KDDカード」などを中心に展示していた。
日本高速通信は、「光ファイバーで伸びる電話会社」がキャッチフレーズ。同社の構築している情報ハイウェイを使ったインテリジェントネットワークサービスやデータ送受信サービスなど、おもに企業向けのサービスの充実や、割安なコストをアピールしていた。
('96/6/6)
[Reported by hiroe@impress.co.jp]