米Lotus Development社は、5月28日、同社のグループウェア「Lotus Notes」とWeb環境を融合させる「HTTP Services for Lotus Notes」(コード名Domino)のβテストを6月3日から開始すると発表した。DominoはNotes Release 4サーバーをインターネットアプリケーションサーバーに変えるアドオン製品で、Notesのデータを自動的にHTML形式に変換する。
DominoによってNotesサーバーとWebサーバーは一体化され、ユーザーはWebブラウザを使って、Notesサーバー上のあらゆるNotesデータやアプリケーションを利用できるようになる。WebクライアントからNotesデータの編集や削除も可能で、各ユーザーのカスタムアプリケーションもそのまま利用できる。さらに、Notesのセキュリティ機能やディレクトリサービスも利用可能。また、SSLもサポートされる。
DominoはLotusが昨年12月に開発を約束していた製品で、Notesとイントラネット/インターネット融合のカギ。同社はDominoにより、イントラネットブームで影が薄くなったNotesにユーザーの関心を引き戻し、米Netscape Communications社などが計画している、イントラネットベースのグループウェアに対抗して行く構えと見られる。
Dominoのβ版は、6/3に公開され、ダウンロード可能(下記リンク参照)。稼働にはNotes Release 4.x Serverが必要。
Dominoのサイト、6/3よりDominoのβ版がダウンロード可能
('96/5/29)
[Reported by PC Watch編集部]