[モバイル編 その2]
NTTはネクストサービスをデモ。ポケットベルがカナ漢字対応に対応し、オートダイアル機能などがついた。ほかに、ポケットベルの留守番電話サービスもある。ここで参考出品で出されていたのは外部端子付きのポケットベルで、このネクストサービスで受け取ったメッセージを外部機器に伝えることができるという。ポケットベル内蔵の弁当箱サイズのものが展示され、そこから電光掲示板に接続されてニュースが流れていた。個人のポケットベルにニュースが配信され、自動的に蓄積されると便利かもしれない。
これは雑誌などでもすでにおなじみの「Advanced Cellular Phone-N」。CPU 386,2MByteメモリ,8MB ROM,IrDA,MS-DOS Ver5をシステムに、電話/FAX/cc:Mail対応/PC通信/PIM機能などが搭載されたもの。1台は実際に電源を入れていじることができたが、もう1台は電池が抜かれていて単なる模型となっていた..。
NECがPCカードタイプのPHSカードを参考出品。もちろん、デジタル通信の規格が定まっていないので、「構内用」としているが、将来的にはもちろんこれを外出先でも使えるように対応させたものを出す予定だ、との説明。マシンの問題なのか、うまくデモができず、「リセットした方がいいですか?」とコンパニオン。発売したばかりの携帯マシンMobileGearも展示。
東芝のVHSサイズパソコンLibrettoのコーナーはまさに黒山のひとだかり。大量に設置展示していたにもかかわらず、人の山で完全にマシンの姿など埋没してしまい、一見Librettoのコーナーとは気が付かないほど。自分自身、旗で気が付いたようなもの。みんな熱心にいじりまわしていて、まったく説明員の声などおかまいなし。説明員は汗流しながら、ほとんど叫んでいたようにもみえたのだが..。
[1996/05/14]
[Reported by PC Watch編集部/fukumoto@nets.or.jp]