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57万画素とクラス最高の解像度
最高約5,500枚撮影可能
キヤノンから普及型のデジタルカメラ「PowerShot 600」登場
'96/5/13 発表
標準価格:128,000円
キヤノンは、57万画素のCCDを搭載した超高画質デジタルカメラ「PowerShot 600」を7月上旬より発売する。
PowerShot 600は、記録媒体としてPCMCIA TYPE2/3に対応し、用途に合わせてATA仕様のPCカードを選択でき、最大約5,500枚の撮影が可能である。
カードはATA規格であり、画像ファイルフォーマットもJPEGであるため、ノートパソコンなどにセットすればそのまま読み出すことができる。
画像の解像度は832×608が標準で、640×480、320×240ドットも選択できる。さらに、圧縮率によって、画質をファイン、ノーマル、エコノミーの3段階に選択可能。
価格は128,000円と普及機としてはやや高めだが、スペック的にはたいへん優れており、テストが待ち遠しいデジタルカメラの登場である。なお、Windows版のソフトウェアはDOS/Vのみ対応で、PC98用Windowsへの対応は10月が予定されている。
【PowerShot 600の特徴】
- 57万画素1/3インチCCDと、35mmフィルム換算で50mm相当の6群6枚高解像度単焦点レンズの組み合わせにより高画質
- ワイドコンバータをオプション設定、35mmフィルム換算で28mmの広角撮影が可能
- オートフォーカス(AF)、自動露出(AE)、オートホワイトバランス(AWB)を採用
- 必要なソフト、ハードを標準装備したオールインワンパッケージ [カメラステーション、ニッカドバッテリー、バッテリーチャージャー、ネックストラップ(以上ハードウェア)、TWAINドライバ(Windows用)、Photoshopプラグインモジュール(Mac用のみ)、アルバム、ファイル形式変換、簡易レイアウトソフト(以上ソフトウェア)]
- メモリーは本体内に1MBを装備、記憶媒体はATA仕様のPCカード、コンパクトフラッシュ(アダプタ使用)、HDDカードなどが使用可能。170MB HDDカード使用時は、もっとも画質のよい832×608ドットのファインモードでも800枚撮影可能。
- メモ代わりの撮影用に、高画質モノクロモードも用意。
- 音声記録が可能、ファイルフォーマットはWAV形式。撮影時のコメント記録などに便利
- ストロボ装備
- サイズ:159.5×58.8×92.5mm 重量約400g(本体のみ)
- ファインダーは光学式
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キヤノンの製品紹介ページを見る (5/19追加)
[Reported by PC Watch編集部]
ウォッチ編集部内PC Watch担当
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